マグノリア‘ゴールド スター’
植木畑で黄花のモクレン:マグノリア‘ゴールド スター’(Magnolia‘Gold Star’)が満開です。
花が開き始めてから遅霜の影響を受けたため、花が傷んで少し色が悪くなってしまいましたが、まずまず綺麗です。
この品種は、マグノリア・アクミナータの品種とシデコブシの品種の交配によってアメリカで作出されたものです。(Magnolia acuminata var.subcodata‘Miss Honeybee’×M.stellata‘Rubra’)
マグノリア・アクミナータはアメリカ東部に自生するモクレンの仲間で、一般的なモクレンとは異なって、葉が展開した後に開花します。花は黄緑色から黄色で、品種改良された黄花モクレンの元々の交配親です。
黄花のモクレンの品種の中には、このアクミナータとハクモクレンを交配して作られた‘エリザベス’や‘バタフライ’などもありますが、‘ゴールド スター’は、シデコブシとの交配によって作出されたことが大きな特徴です。
そのため、シデコブシの特徴を引き継いで、花弁が細長いというところで他の黄花モクレンと区別できます。
シデコブシは日本の固有種なので、‘ゴールド スター’は日本在来の樹木のDNAを継承した黄花のモクレン、と言うことができます。
木も比較的小型なので、狭い場所でも育てやすく、鉢植えでも十分に楽しめます!
シデコブシは別名スター・マグノリアとも呼ばれるので、その黄花品種ということでこのように命名されたのだと思います。
今年も接ぎ木繁殖していて、順調に芽が膨らみ始めています!