クヌギの斑入り品種に、‘江隈錦’(Quercus acutissima‘Ekumanisiki’)というものがあります。
斑のタイプは砂子斑で、なかなか綺麗です。
クヌギ‘江隈錦’クヌギ‘江隈錦’今年2月に川口市安行の植木生産者仲間から、2mほどの個体をいただいて、この木から穂木を採取して、接ぎ木繁殖しました。
よく活着してくれました。

この‘江隈錦’の来歴について調べてみると、岐阜県瑞浪市の山口清重氏(ザ・ヤマグチ プランツマンズ ナーセリー)から、次のような情報を得ることができました。

“兵庫県西宮市在住の江隈光夫氏(多肉植物の大家で、斑入り植物にも造詣が深い)が、和歌山県の方から入手したもの。それを山口清重氏が預かって接ぎ木繁殖した。この時の木(親木)は、わずか30㎝程度の小さな苗だった。繁殖後はこの親木を江隈氏に返却。品種名は江隈氏に因んで‘江隈錦’と命名。江隈氏はその後、この親木を和歌山に再び戻した、とのこと。山口清重氏が接ぎ木繁殖したものが広がった。”

クヌギ‘江隈錦’黄緑色の葉に白い砂子斑が入るので、とても明るい雰囲気を醸し出しています。
植栽のアクセントに効果的に使えそうです。
これから毎年コンスタントに繁殖していきます。
今年接いだばかりの苗もよく伸びてきています。
秋には少し販売できるようになると思います。

注:正確には‘江隈錦’ですが、間違って‘江隅錦’(誤字)と表記されていることがあります。