ミケリア‘ミックスド・アップ・ミス’の成長樹形
ここのところ続けて、ミケリア‘ミックスド・アップ・ミス’(Michelia‘Mixed up Miss’)が成長したらどのような樹形になるのか、とお問い合わせをいただいております。
とても魅力的な品種で、広まって欲しいとアピールを続けているので、たくさんの人に興味を持っていただけるのは嬉しい限りです!
改めて来歴を紹介しますと以下のとおりです。
『この品種はミケリア・ドルツォパ(M.doltsopa:ヒマラヤ東部からチベット、中国南西部に自生)の園芸品種‘シルバー クラウド(Silver Cloud)’とカラタネオガタマ(M.figo)の交配種で、ニュージーランドで育成されて、韓国経由で日本に導入された比較的新しい園芸品種』(引用:「NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 マグノリア」)
3月頃、ピンク色を帯びた開ききらない微芳香の花を咲かせます。
節間が詰まったコンパクトな樹形になるので、鉢植えや小さなスペースでも楽しむことができます。
茨城県つくば市内の畑に植えて10年以上経った個体で、高さ3m・枝張り2.5m程度に成長しています。(写真の個体は2本並んで植わっています。2017/12/02撮影)
萌芽力が強いので、剪定で樹形をコントロールすることも可能です。
関東南部でも冬に北西の冷たい季節風を受けると1/3~1/2ほど葉を落としますが、枯れることはありません。(その冬の風をガードすれば落葉を抑えることができます。)
11月頃からビロードに包まれたような茶色い蕾がびっしりと目立ちはじめ、開花する3月まで少しずつ大きくなってきます。
その蕾がとても可愛らしく、これから3月に開花するまでが一番楽しめる見ごろとなります。
少しでも興味のある方には超お薦めです!(近日中に販売を開始いたします!)
※関連ブログ:「ミケリア‘ミックスド・アップ・ミス’開花!」