在来種のギャラリーにツルニンジンの花の写真を追加!

在来種のギャラリーにツルニンジン(Codonopsis lanceolata)の花の写真を追加しました!
9月9日に山梨県山中湖畔で撮影しました。
ツルニンジンツルニンジンは、茎がツルになって、太い根がチョウセンニンジンに似ていることからこの名が付けられたようです。
別名はジイソブで、ソブとは木曽地方の方言で「そばかす」のことで、花冠の内側にある紫褐色の斑紋を老人のそばかすに見立てて、こう呼んでいるようです。(面白い!)
一方、ツルニンジンによく似た花の小さな植物にバアソブ(C.ussuriensis)がありますが、こちらは花冠の紫色の斑点を老婆のそばかすに見立てて名付けられたようです。
ツルニンジンに比べてバアソブは少なく、なかなかお目にかかれません。

ツルニンジンの仲間は、古くから薬用や山菜として利用され、チョウセンニンジンの代用に使われたこともあるようです。
中国ではこの根を「四葉参」「山海螺」の名で呼び、解熱、去痰、催乳のために用いるそうです。
根茎はおひたしや煮物にして食べられます。
ツルニンジンツルニンジン出典、参考:「週間 朝日百科 植物の世界」朝日新聞社