在来種のギャラリーにヘクソカズラの写真を追加!

在来種のギャラリーにヘクソカズラ(Paederia scandens)の写真を追加しました!
草全体に悪臭があるので「屁糞蔓(ヘクソカズラ)」という下品な名前がついていますが、花がかわいらしいので「早乙女花(サオトメバナ)」とも呼ばれています。
確かによく見るとかわいい花です!
花に唾(つば)をつけると人の体にくっつくので、昔は子どもの遊び道具として親しまれたそうです。
そのくっついた様子や花の中央の色がお灸をすえた跡に似ているので、ヤイトバナ(灸花)とも呼ばれています。
秋には黄褐色の球形の果実ができて初冬まで残り、メジロがよくついばんでいくようです。
熟した果実の絞り汁は民間薬とされ、しもやけやあかぎれ防止に効果があると言われています。

因みに、属名の「Paederia」はラテン語で「汚物」の意味です。
ヘクソカズラヘクソカズラヘクソカズラヘクソカズラの花参考:「週間 朝日百科 植物の世界」(朝日新聞社)、「日本野生植物館」(奥田重俊編著 小学館)