アライグマ捕獲!
4月に入ってから週に2,3回ほどハウス内が荒らされるようになりました。
看板猫のゴンのご飯や我々のおやつなどが食い散らかされるようになったのです。
最初は他所の野良猫の仕業だと思っていたのですが、足跡が猫のものよりも大きく、猫が食べないようなものにまで手を付けているので、猫ではないなと思いつつも特定できないでいました。
ゴン専用の出入り口から入ってきているようなので、そこを閉じてみると、今度は重いドアを開けて侵入してくるという始末で、なかなか手強い相手でした。
犯人が分からなければ具体的な対策を講じることができないと思い、自動撮影カメラを設置して夜間撮影してみたところ、犯人はアライグマでした!
アライグマは特定外来生物に指定されている害獣で駆除対象となっているため、役所でワナを貸し出してくれ、捕まえた個体も引き取ってくれます。
早速役所からワナを借りて設置してみたのですが、アライグマはとても賢く、ワナを仕掛けて最初の2回はエサだけ持って行かれてしまいました。
ワナは踏み板を踏むと扉が閉まる仕掛けになっていますが、その踏み板を避けて、奥にあるエサだけを取って出て行くのです。
そこで踏み板の上に倍ぐらいの長さの段ボール板を載せて、さらにエサを散らばらせて置いて、踏み板を踏まざるを得ないような状況を作ってみたみたところ、見事に捕らえることができました!
役所に引き渡しに行くと、“まだ他にもいる可能性が高いので引き続きワナを仕掛けてみてください”と、別のワナを託されました。(1ヶ所で4匹も捕れたケースがあるとのこと)
実際、ハウスのすぐ脇で別の新しい足跡も見掛けたし、これから畑で農作物が育ってくると被害を受ける可能性が高いので(昨年近所では全てのトウモロコシが害獣:アライグマorハクビシンに食べられてしまっています)、ワナは続けて仕掛けていこうと思います。
アライグマは最初ペットとして外国から持ち込まれ、それが飼いきれなくなって野に放たれ、生き延びて野生化してどんどんと殖えた結果、駆除対象の害獣になりました。
元をたどると人間の身勝手な行動がこのような状況を作り出し、駆除しなければならない可哀想な命を生み出してしまったのです。
今回捕獲したアライグマは、ワナのカゴの中で震えていました。
ハウス内を荒らす犯人を捕まえることができたのは良かったのですが、何とも後味の悪いアライグマ退治となりました。