西洋沈丁花‘アストリッド’
川口市の植木生産者仲間からいただいた西洋沈丁花‘アストリッド’(Daphne×burkwoodii‘Astrid’)が、とても良い香りの花を咲かせています!
抜群の芳香に加えて、綺麗な斑入りの葉と薄ピンク色の可愛らしい花が、女性の心を鷲づかみにしています!
花期は春がメインですが、二季咲き性があって秋にも咲くそうです。
半常緑性のようですが、埼玉や茨城では落葉します。(都内では落葉しないかも?)
この植物は交配によって作られた品種で、交配親はDaphne caucasica(ダフネ・コーカシカ)とD.cneorum(ダフネ・クネオルム)です。
Daphne caucasica (ダフネ・コーカシカ) |
黒海とカスピ海に挟まれたコーカサス地方のジョージア(グルジア)、アルメニア、アゼルバイジャンなどに自生 |
Daphne cneorum (ダフネ・クネオルム) |
中央及び南ヨーロッパの山地に自生 |
市場では‘アストリッド’の名前ではほとんど流通せず、「覆輪姫沈丁花」とか「斑入り葉西洋沈丁花」、「ダフネ バークウッディ バリエガータ」などという名前で販売されているようです。(正式には‘Astrid’です)
なかなか魅力的な植物なので、今年から少し生産してみようと思っているところです。
※参考文献:「THE ROYAL HORTICULTURAL SOCIETY A-Z ENCYCLOPEDIA OF GARDEN PLANTS」、「VARIEGATED PLANTS in COLOR 斑入植物集」(広瀬嘉道・横井政人 共著)