キキョウ展示会
この前の日曜日(2017/07/23)、千葉県野田市の「ガーデンそよかぜ」で開催された『おもてなしキキョウ展示会』に行ってきました!
「ガーデンそよかぜ」は千葉大学名誉教授(花卉園芸学)安藤敏夫先生が代表を務める生産圃場で、シェードガーデン(日陰のお庭)用のスゲの仲間(カヤツリグサ科:Carex)やキキョウ(Platycodon grandiflorum)の生産に力を入れています。
キキョウは「秋の七草」の一つで秋の花のイメージが強いかもしれませんが、本来盛夏に咲く花で、今頃が花の最盛期です。
そして3年後の2020年7月24日が東京オリンピックの開催日となりますので、海外からの選手やお客様をおもてなしする日本らしい花として活用すべき!との先生の強い思いから、今回の展示会が開催されました。
日本には昔からキキョウを愛でる文化があって、万葉集に詠まれていたり、枕草子にも取り上げられています。
そして、なんと300年以上前に、すでに紫色の他に白、かき色、絞りがあって、その各々に一重と二重がある、など多様な品種が揃っていたことが記録されています!
その日本人のキキョウを愛でる花文化を再確認し、盛夏に咲くキキョウの花をたくさんの人達に見て頂き、東京オリンピックで歓迎性を発揮する“おもてなしの花”としての活用の後押しをしていただきたい、と開催されたのが今回のキキョウ展示会だったのです。
キキョウは花の少ない盛夏に美しく咲き誇る日本人と関わりの深い花です。
日本を代表する夏の花として認識を改め、東京オリンピックを彩る“おもてなしの花”として是非とも活用していただきたい、と先生の熱い思いに共感し、楽しく観賞させていただきました!
★当日配布された資料です。キキョウに興味のある方は是非ご一読を!
・安藤先生(右)と愛植物設計事務所:山本会長