究極の台風対策!
月曜日(2019/09/09)に強い勢力を維持したまま関東に上陸した台風15号は各地に甚大な被害をもたらしました。
昨年やはり関東を直撃した台風24号によってハウスが大きな被害を受けていたので、今回もある程度やられてしまうのではないか、と覚悟していたところです。
しかしながら、これまで何度も痛い目に遭ってきた教訓から、“究極の台風対策”を思いつき、きっちりと準備したことが功を奏し、ほとんど被害を受けることなく乗り切ることができました。(ポットの植木はほとんど倒されましたが…)
今回のブログでは、その“究極の台風対策”を紹介したいと思います。(ハウスのタイプによっては参考にならないかもしれません)
今までの経験で、被害を受けるのはいつもハウスサイドの巻き上げビニールの隙間から風が吹き込み、巻き上げパイプが持ち上げられ、その風によって天井部のビニールが破られたり、巻き上げパイプが折れ曲がったりといった被害でした。
このことから、巻き上げパイプが持ち上がらないようにすることが重要と考え、その対策として地面にアンカーをねじ込んで、それにマイカ線で巻き上げパイプを結束して、パイプが持ち上がらないように押さえつけていました。
さらにパイプの要所をハウス本体とマイカ線で結びつけて、動かないようにも補強していました。
それでも昨年の24号では、結束していたマイカ線がことごとく引きちぎられ、巻き上げパイプが折れてしまって隣のハウスに突き刺さる、という被害を受けました。
巻き上げパイプが持ち上がらないように結束して押さえつけても、台風の強風は想像を遥かに超えた力で吹き付けるため、限界があると思い知らされたのでした。
そこで、“だったら風が吹き込まないようにしてしまえばいいじゃないか!”と思いつき、巻き上げビニールの端を「ハウス用補修テープ」で塞いだのです。
風が入り込む隙間をなくしたのです。
・ハウスサイドの巻き上げビニールの隙間をテープで完全に密閉
このテープは簡単に剥がせるので、台風が過ぎ去った後に除去すればいいのです。
テープの貼りつけと除去は至って簡単ですが、効果は絶大です!
是非一度試してみてください!
追記
千葉県南房総市方面では台風が過ぎ去って3日が経過しているというのに、未だに停電が続いています。
尚且つ、この間、暑い日が続いて熱中症で命を落とす人もでてきています。
もし同じ状況が弊社圃場一帯で起きていたら、電気で汲み上げている井戸水を使うことができず、灌水できなくなって、生産植物は壊滅状態(全枯れ)に陥ったと思います。
停電が続いている地域の皆様には心よりお見舞いを申し上げるとともに、一刻も早い復旧をお祈り申し上げます。