ハラビロカマキリのハンティング

圃場では、カマキリの仲間はオオカマキリとハラビロカマキリの2種を見掛けます。
生息密度はオオカマキリの方が圧倒的に高いのですが、ハラビロカマキリも時々見掛けます。
主な生息環境は、オオカマキリは草地でハラビロカマキリは樹上です。

ハラビロカマキリは、樹木のてっぺん付近で待ち伏せして、先端に留まりに来るトンボを狙っていることがよくあります。
今回、三度栗(サンドグリ)の花のすぐ下で待ち伏せて、花に訪れる昆虫をハンティングする様子を観察することができました。
ハラビロカマキリ最初はイチモンジセセリを狙っていたのですが、なかなか近づけずにしばらく辛抱強くじっとしていました。

ハラビロカマキリそこにハナバチの仲間がやってきて、夢中になって蜜をむさぼり始めたので、ターゲットをそちらに切り替えたようです。

ハラビロカマキリ少しずつ、そしてゆっくりと気付かれないように近づいていきます。

ハラビロカマキリ射程内に入ると、すばやく鎌で襲いかかります。
そして捕まえた次の瞬間にはもう食べ始めていました。

ハラビロカマキリこのハラビロカマキリは、3日間ほど同じ場所で狩りをしていました。