ムシカリ(オオカメノキ)の群生地を訪ねて:その3(笹子峠の矢立のスギ)

旧甲州街道・笹子峠で、樹齢1,000年を超す巨木「矢立のスギ」に会ってきました!
樹高約28m、目通り(幹周り)9mの巨木です。
笹子峠の矢立のスギ 笹子峠の矢立のスギ想像を超える年月を生き続けてきた巨木を前にすると、畏敬の念を抱かずにはいられません。
威厳のあるその佇まいに圧倒されてしまいます。
「矢立のスギ」は、戦国時代に武田の兵士が出陣の際に、このスギに矢を射立てて戦勝を祈願したことから、この名前がついたと言われています。
また、江戸時代末期の浮世絵師・葛飾北斎や二代目歌川広重の名画にも残されているなど、昔から有名な巨木であったようです。
そして昭和35年に山梨県の天然記念物に指定されています。
笹子峠の矢立のスギ幹は地上約22mのところで折損して、中は空洞化していて傷んでいるようですが、いつまでもその威厳のある姿を保って生き続けて欲しいと願わずにはいられませんでした。笹子峠の矢立のスギ

笹子峠の矢立のスギまた会いに行きます!

※関連ブログ:
ムシカリ(オオカメノキ)の群生地を訪ねて:その1(シカの食害)
ムシカリ(オオカメノキ)の群生地を訪ねて:その2(帰路に出会った樹木の花たち)