神奈川県樹木医会のメンバーで大手造園会社の樹木医の方から後継樹繁殖の依頼をいただきました。
樹木は、都内のある私立中学校の校内に生育しているソメイヨシノです。
校舎の増築で植栽基盤が縮小された結果、衰弱して枯れる心配が高まったため、後継樹を残しておきたい、とのことでのご依頼です。
芽接ぎにぎりぎり間に合う時期なので、お引き受けさせていただきました。
前回のブログでご紹介させていただいた腹接ぎも効果的なようなので、二つの方法で繁殖を試みることにしました!
後継樹繁殖の接ぎ木・左側が後継樹繁殖するソメイヨシノの枝で、右側が台木でオオシマザクラの実生苗です。

先ずは芽接ぎから。
後継樹繁殖の接ぎ木・台木に芽を差し込むための切り込みを入れます。

後継樹繁殖の接ぎ木 後継樹繁殖の接ぎ木・穂木の芽をそぎ取ります。(上2枚の写真)

後継樹繁殖の接ぎ木・先に切り込みを入れていた台木に、そぎ取った芽を差し込みます。

後継樹繁殖の接ぎ木・接ぎ木テープで巻いて作業完了です。

続いて腹接ぎです。
後継樹繁殖の接ぎ木・穂木を二芽付けてカットします。

後継樹繁殖の接ぎ木・台木に切り込みを入れます。

後継樹繁殖の接ぎ木 後継樹繁殖の接ぎ木・穂木をくさび形に削ります。(上2枚の写真)

後継樹繁殖の接ぎ木・先に切り込みを入れた台木に、削った穂木を差し込みます。

後継樹繁殖の接ぎ木・接ぎ木テープで播いて作業完了です。

芽接ぎと腹接ぎをそれぞれ5本ずつ、計10本接ぎました。
後継樹繁殖の接ぎ木来春、芽が膨らんできた頃に接いだ芽と穂木の上部で台木をカットして接ぎ木完了となります。

※関連ブログ:「後継樹繁殖の依頼!-2016秋(その2)