接ぎ木職人
先日、尊敬する熟練の接ぎ木職人さんの圃場をお訪ねしてきました。
作業現場を惜しげもなく見せてくださり、接ぎ木作業も披露してくださいました。
熟練の技を見せていただくのはたいへん勉強になります。良い刺激もいただきました!
こちらの職人さんのところでは、数年前から息子さんが後を引き継いでいて、貴重な技術が継承されつつあります。私より若い数少ない接ぎ木職人の一人です。
正確に統計を取った訳では無いのですが、おそらく全国の接ぎ木職人の9割以上が年齢的に80歳前後で、あと5年もすると激減してしまうと思われます。
たいへん残念なことですが“歳を取ったので接ぎ木はやめた”、という声を年々多く聞くようになってきています。
接ぎ木は『絶滅危惧“技術”』と言えるほど、由々しき状況にあると思われます。
本当なら接ぎ木シーズンの現在、全国の熟練の職人さん達を巡って、貴重な技術や知識を記録に留める作業をしたいところなのですが、自分の仕事に追われて実現できずにいます。
近い将来なんとか実現させたいと思っています。
手遅れになる前に…
因みに、お訪ねした職人さんのところでは、お二人とも我が社のオリジナル接ぎ木ナイフを使ってくださっていて、“刃こぼれしないし、切れ味も抜群!”と好評でした。