コムラサキとシロミノコムラサキ

コムラサキ(Callicarpa dichotoma)とシロミノコムラサキ(-f.albifructa)が可愛い実をたくさん付けました!
昨年、「在来種のギャラリー」に写真を追加した時、「お知らせ」で紹介させていただいたのですが、改めてご紹介したいと思います。(重複しますが…)

コムラサキは秋の季節感を演出する実のなる樹木の代表の一つとして、お庭によく植えられています。
コムラサキ コムラサキ他に山野に普通に生えるムラサキシキブ(C.japonica)があって、こちらが自生種で、実をたくさんつけるコムラサキは園芸品種だと思われている人が多いのではないでしょうか。
しかし、コムラサキも元々は自生種で、数は少ないものの岩手県以南の本州、四国、九州の山麓や原野の湿地に生えていて、ハンノキ林やその周辺などで稀に見られます。
実付きがよく鑑賞価値が高いので、庭木としてたくさん生産されてきました。
そのため、あまり自生種として認識されていないようですが、湿った環境に野生に生えていた自生種なのです。コムラサキ

このコムラサキの白実の品種が、シロミノコムラサキです。
シロミノコムラサキ他にコシロシキブ、シラタマコシキブなどとも呼ばれています。
純白の実もなかなか魅力的で、コムラサキと並べて植えると面白いです!シロミノコムラサキ シロミノコムラサキ

ムラサキシキブ(Callicarpa japonica)の白実品種はシロシキブ(-f.albibacca)で、これとは分けて認識する必要があります。

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