ジュラシック ツリー（Jurassic Tree）：Wollemi Pine（ウォレマイ・パイン）

ジュラシック ツリー（Jurassic Tree）：世界最古の種子植物とされるナンヨウスギ科の針葉樹。
1億年近い太古の化石植物の生き残りの可能性が高いことから、日本ではジュラシック ツリー（Jurassic Tree）の愛称で呼ばれていますが、世界ではWollemi Pine（ウォレマイ・パイン）と呼ばれています。
この木は1994年にオーストラリア最大の都市シドニーから150kmほど離れたウォレミ国立公園内で発見され、日本には2004年に開催された浜松花博で初めて紹介されました。
太古の植物でありながら、小さな2ヶ所の森にわずか40本弱しか残っておらず、少ない個体の間で長期間にわたる連続的な近親交配が行われて有害な劣性遺伝子が累積してしまい、その結果、稔性（結実性）が著しく低下してしまって発芽率は1％にも満たないとのこと。
知り合いの生産者に大量に種子を分けていただいて播いてみたのですが（育苗トレー10箱分）、発芽したのは僅かに60本程度のみ。
それを種子をくださった生産者と半分ずつに分けて、弊社に残った30本が写真の苗です。3年生苗になります。
それでも実生なので、充実した良苗に育っています！
・ジュラシック ツリーの種子

学名は「Wollemia nobilis」でナンヨウスギ科の新しい3番目の属として立てられ、その属名（Wollemia）は生育地のウォレミ国立公園に由来していて、種小名（nobilis）は発見者のデヴィッド・ノーブル（David noble）の名と「ノーブルな（noble）」（尊い、誇らしい等）木の姿にちなんで命名されたようです。

少量限定ですがネットショップで販売を開始いたします！（充実の実生苗は大変貴重です！）

※参考・引用：「週間 朝日百科 植物の世界」