まだまだ寒い日もありますが日に日に暖かさが増してきて、春はすぐそこまで来ているようです。
畑や田んぼの周りの畦などでは、オオイヌノフグリ(Veronica persica:ゴマノハグサ科)が満開に咲き誇っていて、春の訪れを告げてくれています。
オオイヌノフグリオオイヌノフグリはヨーロッパ原産の二年草(越年草、冬型一年草)で、明治時代初期に渡来した帰化植物です。
渡来してからわずかの間に一気に日本中に広がって、今では春の畑地の代表的な雑草になっています。
オオイヌノフグリこの植物は、おもに秋に発芽して幼い状態で越冬し、早春に伸び出す「冬緑型」のタイプの雑草です。
春の終わりには枯れてしまって、夏の間は種子で過ごします。
このような植物は、地中海沿岸のような冬に雨の多い地域に自生するものが多く、日本には少ないタイプです。
そのため、競争相手がいないので生育範囲を広げることができたのでしょう。
花は瑠璃色(コバルトブルー)でとてもかわいらしく、ほとんど聞くことはありませんが「瑠璃唐草」や「星の瞳」などの別名もあるようです。
花にはよく昆虫が訪れるので、蜜が多いのだと思います。
オオイヌノフグリフグリとは陰嚢のことで、イヌノフグリの果実の形が雄犬のそれに似ているので、この名が付けられたようですが、かわいい花を見ていると花の特徴から名付けて欲しかったとつくづく思ってしまいます。