冬に枝の色を楽しむ品種の代表は、何と言ってもイロハモミジ‘珊瑚閣(サンゴカク)’(Acer palmatum‘Sango kaku’)です。
珊瑚閣の枝の色は「赤」ですが、エンジュの品種に、冬に枝が「真っ黄色」になる‘ゴールド・スタンダード’(Sophora japonica‘Gold Standard’)があります。
鮮やかな黄色い枝は、珊瑚閣に負けず劣らず極めて目立つ冬のカラーブランチ(枝)の横綱です!
エンジュ‘ゴールド・スタンダード’ エンジュ‘ゴールド・スタンダード’この品種の詳しい来歴は分かりませんが、中国で作出され、オランダに渡って、そこからヨーロッパに広がって、その後にヨーロッパから日本に入ってきたそうです。

冬の黄色い枝だけでなく、新緑の白味を帯びた薄黄緑色の鮮やかな葉も魅力的ですし、夏以降もやや黄色味を帯びてとても綺麗です。
年間を通して枝葉の色の変化を楽しむことができる数少ない落葉樹の一つです。
エンジュ‘ゴールド・スタンダード’・明るく鮮やかでとても美しい新緑(2015/4/23撮影)

この木の冬の黄色い枝を見る度に、“珊瑚閣と並べて一緒に鑑賞したら最高だ!”といつも思ってしまいます。
今まで繁殖していませんでしたが、今年は少し接いでみました。
上手く活着して順調に生長すれば、今年の秋か来春には販売できるようになると思います。
エンジュ‘ゴールド・スタンダード’(穂木)・採取した穂木(接ぎ穂)

エンジュ‘ゴールド・スタンダード’(接ぎ木後の状況)・接ぎ木後の状況

因みに、エンジュ‘ウインター・ゴールド’(Sophora japonica‘Winter Gold’)は同じものです。(「新樹種ガイドブック」に掲載)