アオキ‘夏の雲’
アオキに‘夏の雲’(Aucuba japonica‘Natsunokumo’)という品種があります。
春に白い新葉を展開し、その白い状態が2ヶ月近くも続く優秀な品種です。
この品種を世に送り出したのは、岐阜県瑞浪市の山口清重氏(ザ・ヤマグチ プランツマンズ ナーセリー)です。
詳しい来歴を知りたくて、直接伺ってみました。
すると以下のように教えて下さいました。
『今から20年ほど前(正確な年度は不明:1990年代?)、岐阜県八百津町の木曽川の丸山ダム近くの林の中の道端に自然に生えていた。とても小さな個体だった。新しい葉が白くて変わっていたので持ち帰って育てた。
‘夏の雲’と名付けたのはアメリカ人の植物研究家のBarry Yinger(バリー・インガー)氏(※)』
春の新葉がとても綺麗で魅力的なアオキです!
しかも雌木なので、冬には赤い実を付けてくれます。
アオキが好きな人には是非とも育てていただきたいイチオシの品種です!
※Barry Yinger(バリー・インガー)氏:ベニバナエゴノキ‘ピンクチャイムス’やヒマラヤヤマボウシ‘マウンテンムーン’の名付け親であるアメリカ人のアジア植物研究家(特に日本と韓国)