フイリミズキ(斑入りミズキ)の新葉
フイリミズキ(Cornus controversa‘Variegata’)が新しい葉を展開してきました。
最初は斑の部分が黄色味を帯びたクリーム色ですが、徐々に白く変化していきます。
この時期はとても綺麗です!
前回(こちら)も書きましたが、フイリミズキは接ぎ木が難しい上に、台木に使用するミズキの実生苗もほとんど作られていないので、生産量が極めて少なく、あまり普及していません。
魅力的な品種なので、とても残念です。
私のところでは、種子の採取を委託して、受け取った種子を播いて台木を育てるところからやっています。
台木として使えるようになるまで、だいたい2年かかります。
そして接ぎ木しても最初のうちは幹がなかなか立ち上がってきません。
芯が立って格好が付くようになるまで、接ぎ木してからさらに2,3年程度かかります。
出荷できるようになるまで、大凡5年ほど育てているのです。
それでもその苗を地植えすると、元気良く生長してミズキらしい樹姿になって、ぐんぐんと伸びていきます。
フイリミズキの葉は、上から見ても下から見上げても、どちらもとても美しいです!
※関連ブログ
「フイリミズキ(斑入りミズキ)」(こちら)
「フイリミズキ(斑入りミズキ)結実」(こちら)