日本で作られて海外に広がった人気の園芸品種の一つにフイリミズキ(Cornus controversa‘Variegata’)があります。
フイリミズキ欧米の植物園や植栽に力を入れた公園などでは、必ずと言っていいほど植えられています。
しかしながら、日本には古くからあるのに、繁殖が少し難しいせいかあまり普及していません。
また、台木のミズキを生産しているところが少ないことも原因の一つかもしれません。

斑入り植物(特に白斑種)は、夏の強い日差しで葉焼けをして斑の部分が傷んでしまうものが多いのですが、この品種はそれがありません!
春の新葉の展開から秋の紅葉までずっときれいな状態で鑑賞できます。
春のやや黄色味を帯びた斑は、成葉になるにつれて白くなり、秋には白い斑が赤くなってとてもきれいです。
落葉した後も1,2年生の若い枝が赤く目立ってきれいです。
師匠はこのフイリミズキを“日本で作出された優秀な品種で、世界制覇した樹だ!”とよく言っています。
フイリミズキこの品種は斑入りなので生長が遅く、なかなか幹が立ってきませんが、露地に植えて数年するとミズキらしく幹が立って車枝が伸びてきます。
狭い場所で小さく維持したい場合は、枝先をつめれば低木のようになって間近で鑑賞できます。
フイリミズキ私のところでは、相模原市在住の友人が地元の山でミズキの種子を採取して毎年送ってくれるので、その種子を播いて台木を作っています。
その1,2年生の苗を台木にして接ぎ木しています。
接ぎ木は活着率を高めるポイントがだいたい解明できたので、コンスタントに繁殖しています。
市場での流通量はまだまだ少ないのですが、日本で作られた誇るべき品種の一つです。
もっともっと普及してもらいたいものです。
フイリミズキ※今年は台木がたくさんできたので、量産します!
※関連ブログ
「フイリミズキ(斑入りミズキ)の新葉」(こちら
「フイリミズキ(斑入りミズキ)結実」(こちら