フウリンガマズミ(風鈴ガマズミ)

フウリンガマズミ(Viburnum setigerum)の花が満開です!
小さな白い花をたくさん咲かせています。
フウリンガマズミフウリンガマズミこのガマズミは、中国の中央部・西部に自生する落葉低木です。
秋に果実が垂れ下がって実る様子を「風鈴」に見立てて、日本ではフウリンガマズミと呼んでいます。
英名はティー・ビバーナム(Tea Viburnum)ですが、これは中国四川省の峨眉山の僧侶が、この葉に薬効があって、甘いお茶を作って利用していたことから付けられたようです。
どんな薬効があるのか、美味しいお茶ができるのか全く分かりませんが、お茶を作ることができる友人がいるので、今年は試しにこの葉でお茶を作って飲んでみたいと思っています。(実現したら感想をお知らせいたします!)
フウリンガマズミフウリンガマズミ葉は日本のガマズミより細長い形で、新しい葉が銅葉のような色合いで展開してくるのでとても綺麗です。
その後、緑色へと変化していきます。
葉脈がはっきりしているのも特徴的です。
日本のガマズミとは少し異なるシャープな感じの風情で、秋には赤い果実がたわわに実るので、お庭に1本あると四季折々楽しめます!
フウリンガマズミ繁殖は実生と挿し木が可能です。
育てているのは全て実生苗で、切り戻して株立ち状にしています。
フウリンガマズミフウリンガマズミガマズミの仲間は普通発芽するまで2年かかるのですが、このフウリンガマズミも全く同じでした。
発芽するまで2年間、種子が乾かないように灌水を続けていると、忘れた頃にぞっくりと芽を出して驚かせてくれます!
フウリンガマズミの種子・フウリンガマズミの種子。果肉には発芽抑制物質が含まれているので、全て取り除きます。発芽するまで乾かさないように維持・管理するのがポイントです。

※関連ブログ:「フウリンガマズミ(風鈴ガマズミ)の果実、色付きはじめる!」(こちら
※関連お知らせ:「フウリンガマズミ(風鈴ガマズミ)の果実、赤熟!」(こちら

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