プロの道具:接ぎ木ナイフ
昨日(1/23)、今年予定されている「第2回花木よろずサミット」についての打合せ&新年会が開催されました。(「第1回花木よろずサミット」についてはこちら)
ワクワクする内容で、今からとても楽しみです!
開催された暁には、また詳細な内容を本ブログで紹介させていただきます。
ご期待下さい!
さて、この打合せと新年会は、サミットメンバーである茨城県内の生産者の事務所に集まって開催されました。
この生産者は、私が尊敬して止まない接ぎ木のプロ中のプロで、卓越した技術と知識をお持ちなことに加えて、並外れた探究心をお持ちで、他の追随を許さない日本で指折りの接ぎ木職人だと思って、お慕いしている方です。
集まりがお開きとなった後、私一人残って、ご厚意で今年接ぎたいと思っている品種の穂木を分けていただき、さらに、お使いの接ぎ木ナイフを見せていただきました。
驚いたことに、この方もマシンソーの刃で作った手作り接ぎ木ナイフを使用していました!
使用しているのは、他に刀鍛冶の作った手打ちナイフと合わせて2種類だそうで、マシンソーの刃で作ったナイフは、松ヤニが着きにくく、昔からマツの接ぎ木をたくさん手掛ける職人さんは、好んで使っていたそうです。
我が社の接ぎ木ナイフと比べると、刃の厚さが若干薄く、長さも短いのでとても軽く感じました。
材質については同じかどうか不明です。
プロの職人は、自分の仕事に合わせて、自分の好みの道具を自分で作るものだと、改めてしみじみと感じ入った次第です。
因みに、昨年から一緒に働き始めたご子息さまに、我が社の手作り接ぎ木ナイフを謹呈さていたくお約束をさせていただきました。
使用しての感想を聞かせていただくのが、今から楽しみです!
・こちらは剥皮する際に用いる道具だそうです(初めて見ました)
※関連ブログ:「接ぎ木ナイフ」、「第1回花木よろずサミット」