ナワシロイチゴ黄金葉:ルブス‘サンシャイン スプレッダー’

ナワシロイチゴの黄金葉の品種:ルブス‘サンシャイン スプレッダー’(Rubus parvifolius‘Sunshine Spreader’ )が綺麗な葉を展開しています!
8月に挿し木でカットした後に伸びてきた枝です。
ナワシロイチゴ黄金葉ナワシロイチゴ黄金葉この品種は、春から秋までずっと綺麗な葉を維持してくれる優秀なグランドカバーのカラーリーフプランツです。
お庭の彩りに黄色いグランドカバーの植物が欲しい時にはイチオシです!
ただ、棘があって触ると痛いのが難点です。

原種のナワシロイチゴは、バラ科キイチゴ属の植物で、草むらや林縁などの日当たりのよい場所に生えています。
北から南まで広く分布し、国内では北海道、本州、四国、九州、琉球に自生し、中国、ベトナムにも生育しています。
花期は5~6月で、苗代を作る6月頃に熟すので苗代苺と言います。
また、その頃が旧暦の5月であることから別名サツキイチゴ(五月苺、皐月苺)とも言います。
花をつけない茎はツル状に長さ1m以上に伸びて、土をかぶれば根を出します。
花を咲かす枝は前年の茎から出て、長さ5~30㎝で直立します。
“赤く熟した実は食べられる”とどの図鑑にも書いてあって、「日本 野生植物館」(奥田重俊編著)には“実は赤く熟し、味もよい。大量に実がとれるため、ジャムをつくることもできる。”と書いてある一方、「樹木大図説」(上原敬二著)には“美味ならず”とあります。
私はまだ食べたことがないので、美味しいかどうか分かりませんが、今度見つけたら食べてみようと思います。
ナワシロイチゴ黄金葉‘サンシャイン スプレッダー’はこのナワシロイチゴの黄金葉の品種で、日本のみならず、海外でも人気です!
どこでどのように作出された品種なのか、詳しい来歴は分かりませんでした。
大きめのポットで育てていて、来春充実した株を販売できるようになると思います。
ご期待ください!

※参考、引用文献:
「牧野 新日本植物図鑑」牧野富太郎著、北隆館
「樹木大図説」上原敬二著、有明書房
「日本 野生植物館」奥田重俊編著、小学館
「フィールド百花 野の花2」大場達之、平野隆久著、山と渓谷社
「原色日本植物図鑑 木本編(Ⅱ)」北村四郎、村田 源共著、保育社
「日本の樹木」山と渓谷社
「週間 朝日百科 植物の世界」朝日新聞社