「台湾・合歓山植物観察ツアー」報告-その1
2015年9月2日~6日の5日間、「台湾・合歓山(ごうかんざん)植物観察ツアー」に参加してきました!
台湾の3,000mを超す高山に生育する植物の観察と、台中市郊外にある台湾の植木の里・田尾郷を巡るツアーです。
これから数回に渡ってその時の様子を紹介したいと思います。
台湾は面積約3万6,000㎡で日本の九州とほぼ同じ面積の島国(今のところ中国の一部ですが)ですが、その中に3,000mを超す高山が実に200以上もあるのです。
まさに山岳島です。
今までそんなイメージを持っていなかったので驚きました!
今回訪れた合歓山はその中の一つで、標高3,417mの岩に覆われた険しい山です。
見晴らしがよいため、かつては軍事管制区として軍隊が駐留していて一般人は入山できませんでしたが、今では道路が整備されていて3,275mまで車で行くことが可能な登りやすい山になっています。
道路が整備される前は、登頂するまで3日間もかかるほど険しい山だったそうです。
標高3,000mを超えるとタイワントドマツ(ニイタカトドマツ:Abies kawakamii)の針葉樹の林とササ原になって、3,200m付近で森林限界となり、そこから上は岩石の合間で可愛い花を咲かせる高山植物の宝庫となります。
さすがに、3,400m近くになると空気が薄く、ちょっと急ぎ足で歩くと息苦しさを感じるようになりました。
我々が訪れる前まで10日間連続で台風と雨の日々が続いていたらしいのですが、到着日から天気にも恵まれ、たくさんの高山植物を観察することができました。
次回は高山植物の紹介です!(こちら)
※関連ブログ:
「台湾・合歓山植物観察ツアー」報告-その2:高山植物
「台湾・合歓山植物観察ツアー」報告-その3:トックリキワタ
「台湾・合歓山植物観察ツアー」報告-その4:台湾の植木の里・田尾郷
「台湾・合歓山植物観察ツアー」報告-その5:台北の日曜花市