今日(2016/11/24)は昭和37年以来54年ぶりの積雪ということで、畑仕事を諦めて、事務仕事に勤しんでおりました。
そんな中、撮りためた写真をウェブサイトの「ギャラリー」に追加しようと整理していたところ、トサミズキ‘ゴールデン スプリング’(Corylopsis spicata‘Golden Spring’)の写真が出てきました。
トサミズキ‘ゴールデン スプリング’ トサミズキ‘ゴールデン スプリング’(Golden Spring)・2016/5/5撮影

改めて調べてみると、この品種は日本では‘スプリング ゴールド’(Spring Gold)とか‘黄金トサミズキ’といった名前で呼ばれているのに、海外では‘ゴールデン スプリング’(Golden Spring)の名で流通しています。
正確にはどの名前だろう?と疑問に思い、作出者の山口清重氏(ザ・ヤマグチ プランツマンズ ナーセリー)に問い合わせたところ、‘ゴールデン スプリング’が正式名称とのことでした。
作出は1990年で、その頃に愛知県の業者から毎年1万本程度のトサミズキの実生苗の生産委託を継続して5~6年受注していて、その実生苗の中から1本だけ突然変異で出現したのを選抜したのだそうです。
トサミズキは3年目には開花してたくさんの種子ができ、その種子が山口氏に送られてきて、それを播いて苗を育てていたそうです。(注:実生一年目は寒さに弱い性質あり)
改めて来歴を伺ってみると、約6万本の中から1本だけ出てきた貴重な品種だったのです!
他に斑入りや紫葉などの突然変異種は、全く出現しなかったそうです。
‘ゴールデン スプリング’は夏になると葉の黄色が少しあせて緑色になるそうですが、逆にこの変化があることによって樹勢が維持されているとのことでした。
ずっと黄色い状態が続いていると、葉緑素が少なすぎて樹勢が弱くなるだろう、との見立てでした。

因みに、トサミズキはその名の通り土佐(高知県)の蛇紋岩地にだけ自生する日本特産種で、高さ2~3mの落葉低木です。
花が葉に先立って咲いて美しいことから、ウメなどとともに庭木として広く植えられているほか、盆栽や生け花の花材としても利用されています。(「週間 朝日百科 植物の世界」朝日新聞社より)
トサミズキ‘ゴールデン スプリング’

トサミズキ‘ゴールデン スプリング’は、とても綺麗で魅力的な日本作出の誇るべきカラーリーフ プランツです。
欧米では日本以上に人気が高いようです。
来年から充実株の育成を目指して生産に取り組みます!

※参考、引用文献:「週間 朝日百科 植物の世界」朝日新聞社、「日本の樹木」山と渓谷社