猛暑の中のプンゲンストウヒ(コロラドトウヒ)

今年(2018年)は梅雨に雨がほとんど降らず、あっという間に梅雨明けしたと思ったら、殺人的な猛暑の連続で記録的に暑い夏となっています。
こんな暑い夏は人間だけでなく、植物も参ってしまいますが、北米西南部原産の針葉樹プンゲンストウヒ(Picea pungens)の品種達は至って元気です!(‘Hoopsii’、‘Glauca Globosa’、‘Fat Albert’、‘Erich Frahm’、‘Foxtail’、‘Iseli Fastigiata’、etc.)
プンゲンストウヒ プンゲンストウヒプンゲンストウヒは、基本的に寒い地域の樹木で暑さに弱い、という印象をお持ちの方が多いように思いますが、案外暑さに強く、とりわけ茨城県内で繁殖・育成している自社のそれらは関東の暑さに馴化しているようで、今年の厳しい暑さにも全く弱ることなく、活き活きとした綺麗な葉を維持しています!
暑さに若干弱い広葉樹類がチラホラと葉が傷んでいるのと対照的に驚くほど元気です!
プンゲンストウヒプンゲンストウヒが本格的に関東に導入され始めたのは約30年ほど前で、その頃は元気に夏を越すことができるか心配されていましたが(「樹木アートブック」アボック社:p263参照)、全く問題ありません。
涼しげな青白色の葉を展開するプンゲンストウヒの品種達を、是非とも植栽に加えて楽しんでいただきたいものです。
プンゲンストウヒ※写真は全て2018年8月15日に撮影