ウグイスカグラの黄葉
12月に入ってウグイスカグラ(Lonicera gracilipes var.glabra)が良い感じに黄葉してきました。
淡い色の黄葉で、風情があって綺麗です。
高さ1~3m程度の低木なので、高木のモミジの紅葉とセットで鑑賞できると、お互いが引き立て合って植栽効果抜群です。
暖冬が要因なのか、黄葉が始まってもなかなか落葉せず、良い状態が永く維持されています。
ウグイスカグラは、3~4月の早春に咲き始め、ちょうどこの頃にウグイスが鳴き始めるので、別名ウグイスノキとも呼ばれます。
・今年3月の開花時に撮影
圃場で育てている木は、今年の春にたくさん咲いたのですが、結実しなかったので、果実の写真を撮ることができませんでした。(5~6月に熟します。開花期の3月に、受粉させる虫がハウス内にいなかったのが原因か?)
この果実は甘味があって、食べられます。
ところが、同じスイカズラ属のヒョウタンボクの果実は苦くて食べられません。
普通は同じ属であれば、味の善し悪しはあったとしても、すべて食べられるか、少なくとも有毒ということはありません。
そのため、種名が分からなくても、属名が分かれば、その実が食べられるかどうかは判断がつきます。
しかし、スイカズラ属はそうではなく、ウグイスカグラやハナヒョウタンボクの実は甘くて食べられますが、ヒョウタンボクやオオヒョウタンボクの実は苦くて食べられません。
注意が必要です!
※関連ブログ:「ウグイスカグラ開花!」(こちら)、「ウグイスカグラ満開!」(こちら)
※販売情報:来春から販売を開始いたします!
参考、引用:「週間 朝日百科 植物の世界」朝日新聞社