毎年ゴールデンウィークの頃になると、ハンカチノキ(Davidia involucrata)が象徴的で魅力的な花を咲かせてくれます。
ハンカチノキ‘ヒロミ’ハンカチノキは1属1種の珍しい木で、中国南西部の標高2,000m付近の山地にのみ自生しています。
ただ、化石が発見されているので、かつては日本にも分布していたらしいです。(「週間朝日百科 植物の世界」朝日新聞社より)
この木は、1869年にフランス人神父のアルマン・ダヴィット(Armand David)が発見し、ヨーロッパに紹介したのが最初です。
ハンカチノキ‘ヒロミ’花のように見える白く垂れ下がった部分は、実は花ではなく「総苞片」(つぼみを包んでいた葉)で、英語で「involucral scale(piece)」と言います。
学名の“Davidia”はダヴィッド神父から、“involucrata”は総苞片のある、というところから付けられているのです。
ハンカチノキ‘ヒロミ’このハンカチノキは、タネを播いて発芽してから開花するまで、普通は10~15年も要します。
そんな中、実生選抜によって、若木のうちから開花する品種が作られて、少しずつ普及するようになってきています。
アメリカで選抜された品種に‘Sonoma’(ソノマ)というものがあって、これは世界中で販売されています。(白い総苞片も大きいです)
一方、日本でも千葉の生産者が、20年以上かけて選抜して育成した‘Hiromi’(ヒロミ)という大変優れた品種が作出されています。(私が懇意にさせていただいている生産者です)
この‘ヒロミ’も若木のうちから開花し、接ぎ木繁殖した苗は、接ぎ木1~2年目から花を咲かせてくれます。
そして最大の魅力は、白い総苞片が普通は6~15㎝程度のところ15~20㎝と大きく、さらに花数がとても多いのです!
開花している状態を見ると、一目惚れすること間違い無しです!!
ハンカチノキ‘ヒロミ’‘ヒロミ’は品種登録されているので、基本的に育成者しか生産することができません。
育成者に一定の金額を支払って生産・販売することもできますが、‘ヒロミ’に関しては作出した生産者が独自で繁殖していく方針のようです。
3年後の一般販売を目指して繁殖に取りかかったところで、私も何らかの形で協力させていただいて、さらにこのサイトで皆様にお届けできるようにしていきたいと思っております。(販売の協力要請をいただきました-!)
ご期待ください!!

※関連ブログ:「ハンカチノキ‘ソノマ’