いよいよ本格的なアジサイのシーズンが到来しました!
梅雨のこの時期に花を咲かせるアジサイの仲間は、ガクアジサイ、ヤマアジサイ、エゾアジサイの3系統です。
この3つの仲間にそれぞれ数え切れないほどの品種があって、のめり込んでは大変だと思い、敢えて踏み込まないで、特に気に入った品種だけを厳選して繁殖して育てています。
そんな中、出会ってしまいました!
超魅力的なヤマアジサイの品種に!
一瞬でハートを鷲づかみにされ、虜にされてしまいました!
一目惚れです。
その品種の名は‘藍姫(アイヒメ)’(Hydrangea serrata‘Aihime’)です。
濃いブルーの少し大きめの可愛い花を咲かせます。
ヤマアジサイ‘藍姫’ ヤマアジサイ‘藍姫’九州北部の産で、最初は‘七変化’と言われたのですが、七変化はアジサイの変異を表現する言葉なので、‘藍姫’という名に改められたそうです。(「あじさいを楽しむ」監修 藤井 清、栃の葉書房より)
小型の矮性種で、コンパクトなヤマアジサイです。ヤマアジサイ‘藍姫’ ヤマアジサイ‘藍姫’

ヤマアジサイは、関東から九州までの山地の林床や谷間などに分布し、特に沢筋に多いのでサワアジサイとも呼ばれます。
関東地方に自生するものの多くは白花ですが、西日本では濃青色やピンクの花が多く見られます。
‘藍姫’が九州産であることも頷けます。

因みに、ヤマアジサイの品種で名前の付けられているものは、現在700~800種にのぼるそうです。(「日本のアジサイ図鑑」川原田邦彦、三上常夫、若林芳樹著、柏書房より)
大形で派手な手鞠咲きのアジサイ(ハイドランジア)とは異なって、日本人好みの侘び・寂びを感じさせるヤマアジサイは、根強い人気があってファンも多いようです。
その数あるヤマアジサイの品種の中で、‘藍姫’は超一級の魅力的な品種だと思います。
早速、繁殖のための親株と大株に育成するための苗木を入手して、繁殖と養生に取り掛かりました。
来年には見応えのある大株をご提供できるようになると思います!
ヤマアジサイ‘藍姫’※参考・引用文献:「あじさいを楽しむ」監修 藤井 清 栃の葉書房、「日本のアジサイ図鑑」川原田邦彦、三上常夫、若林芳樹著 柏書房