ゴールデンウィークを目前に控えて、いよいよイギリスナラ‘コンコルディア’(Quercus robur‘Concordia’)が芽吹いてきました!
その芽吹きと同時に、接ぎ木4年生の苗がたくさんの花を咲かせています。
イギリスナラは雌雄同株で、1本の木で雄花と雌花の両方を咲かせます。
その花は、花弁のない花が多数集まって尾状花序とよばれる長い花序を作ります。
(花序:複数の花が集まってまとまりをなしている時、その配列様式を花序という)

雄花序は新しい枝の下部に紐状に垂れ下がって、風で花粉を散布します。
長く垂れ下がった雄花序の様子はひときわ目を引き、ブナ科特有の春の風情を醸し出しています。
イギリスナラ‘コンコルディア’の花(雄花序) イギリスナラ‘コンコルディア’の花(雄花序)・雄花序の様子

一方、雌花序は本年枝の上部の葉の脇から短く出てきて、ほとんど目立ちません。
気をつけて観察しないと見逃してしまいます。
しかし、秋にはここに大きなドングリを実らせてくれます。
イギリスナラ‘コンコルディア’の花(雌花序) イギリスナラ‘コンコルディア’の花(雌花序)・雌花序の様子

花弁がないので観賞対象にはなりにくい地味な花ですが、是非ともよく観察して、雄花と雌花の違いや結実後のドングリの生長過程を楽しんでいただきたいと思います。

※関連ブログ:「イギリスナラ‘コンコルディア’
※参考文献:「週間 朝日百科 植物の世界」朝日新聞社、「日本の樹木」山と渓谷社