アオキの古典品種‘駿河弁天’(Aucuba japonica‘Suruga Benten’)を育てていると、斑のタイプの異なる変わり枝が時々出てきます。
これまで育てた経験から、次ぎの二つのタイプが出る傾向が高いようです。
①斑がほとんど入らないタイプ(濃緑色)
②葉の中央に大きな斑(中斑)が入るタイプ
アオキ‘駿河弁天’・アオキ‘駿河弁天’

アオキ‘駿河弁天’・‘駿河弁天’から伸びてきた斑の入らない変わり枝

それらの変わり枝を挿し木するとその斑のタイプが固定して育ってくれます。
①の斑がほとんど入らないタイプを‘青駿河弁天’(仮称)と名付けて紹介・販売させていただいたところ、“葉の形は駿河弁天の亀甲形を継承していて、その上で斑が少なく落ち着いた感じで使いやすい。”と庭師や造園工事関係者に好評で、完売となってしまいました!
斑がほとんどないので、普通の‘駿河弁天’よりも成長が早く、斑の部分の傷みもなく、丈夫で使いやすいのも高評価の理由の一つだと思います。
工事などでアオキを植栽する場合、高さ50㎝程度のニーズが多いので、成長の遅いアオキをその高さに育てるのにも重宝します。
来年また増殖に取り組みます。
アオキ‘駿河弁天’・‘青駿河弁天’

一方、②の中斑のタイプはまだ生産量が少ないために紹介・販売を控えていましたが、こちらもなかなか好評です。(これを見た生産者仲間はみなさん気に入って下さいます)
すでに存在している‘名月’(実を付ける雌木)という品種に斑の感じは似ていますが、‘駿河弁天’の変わり枝の方は亀甲形の葉に大きな中斑が入るので、より一層魅力的に見えます。
名前はまだないのですが、ちゃんとした品種名を付けて送り出してあげたいと思っています。
アオキ‘駿河弁天’こちらは来年からネットショップで販売を開始する予定です。

アオキ‘駿河弁天’・上左側が‘青駿河弁天’、上右側が中斑、手前(下)が普通の‘駿河弁天’

※関連ブログ:「アオキ‘駿河弁天’